大人初心者「立野B」の卓球ノート

40過ぎてから卓球にはまった初心者が試行錯誤する卓球ノートです。

カテゴリ:大会観戦 > 世界卓球2016

世界卓球2016が行われた「2月29日(月) ~ 3月6日(日)」週の視聴率が発表され、女子決勝の視聴率が過去最高の14.6%(週間で総合24位)を記録したことが明らかになりました。他の試合も女子準決勝の14.1%、男子準決勝の12.1%、女子準々決勝の12.1%など、軒並み高視聴率を記録したようです。

# 総合では24位ですが、NHKと日テレを除くと7位です。テレ東では当然1位。

週間高世帯視聴率番組10

世界卓球2014の女子決勝は9.7%(これでも当時は相当な高視聴率と思われた)でしたから、2年で1.5倍になったことになります。 

当時の記事(スポニチ) 

「見るスポーツ」としての卓球の人気も上がってきましたね。
 
 

引き続き、紹介できなかった日本未対戦のチームの戦力、結果を紹介していきます。
今回はオフチャロフの欠場、ボルの体調不良もあり、誰も予想できなかったグループリーグ敗退となったドイツ男子です。

今回、オフチャロフの欠場もあり、ドイツの苦戦自体は予想されていました。逆に言うと、日本が準決勝でドイツに当たった場合、勝つチャンスは大きいと思われていました。ボルも含めドイツ選手の世界ランクを、各人の最高ランクと比較すると、どの選手も過去の絶頂期より落ちている選手が目立ちます。絶頂期にあるオフチャロフを除き、ドイツは不調期にあったと言えるでしょう。

今回のドイツは初戦のデンマーク、二戦目のマレーシアには勝ったものの、フランス戦は体調不良ながら出場したボルが2敗して敗北(その後ボルは欠場)、イングランド戦はフランツィスカがウォーカーに敗戦したのが響き敗北、スウェーデンには3-2で勝ったものの、 結局グループ4位となり13位以下トーナメントに回る結果となりました。

シュテガーが35歳になり、バウムは最近不調、フィルス、フランツィスカ、メンゲルは可能性は感じられるものの伸び悩んでいる印象がある今、五輪の3番手を誰にするか、悩むところでしょうね。

世界ランク名前年齢最高ランク
9ボル351
34シュテガー3518
42フィルス2833
43フランツィスカ2428
57メンゲル2825
 
オフチャロフと水谷のポイント差は140点もあるため、チームランクで日本が逆転するのは難しそうですが(むしろボルと丹羽の差が90点なのでこちらの方が可能性がある)、リオで再び対戦することがあれば、日本が勝つチャンスは十分あるのではと思っています。
 

引き続き、紹介できなかった日本未対戦のチームの戦力、結果を紹介していきます。
今回は悲願のメダルのチャンスを逃したオランダ女子、及び香港女子です。2年前の日本の準々決勝と準決勝の対戦相手ですね。

オランダは1月のチームランクで3位に上がり、初めてシードの4国に入りました。主力のリージェ、リージャオの年齢を考えると、「最初で最後」かもしれない千載一隅のチャンスでした。リージャオはワールドカップで朱雨玲に勝利するなど好調を維持しており、円熟のカットマンリージェ、若手のエーラントのトリオは十分メダルの資格があったと言えるでしょう。

しかし、グループリーグ最終戦でシンガポールとの決戦に2-3で破れ、グループトーナメントでは中国の下に入りと、クジ運にも恵まれず、惜しくもメダルを逃す結果となりました。
(グループリーグでフランスにも敗れていますが、これはリー・ジャオを温存したことによるものです)

シンガポール戦は2-0でリードしたところからの逆転負けで、悔いが残る結果でしょうね。

オランダ(チームランク3位)(但し、3月のランキングは9位)
世界ランク名前年齢最高ランク
18リー・ジェ3214
25リー・ジャオ4310
99エーラント2263
 

次はチームランク4位の香港です。2年前の準決勝での対戦相手です。

 香港は予選リーグは好調で、韓国戦も含め5戦全勝だったのですが、準々決勝で台湾に2-1からの逆転負け。メダルを逃す結果となりました。

石川佳純の大逆転勝ちの映像でおなじみ帖雅娜(当時世界ランク10位)は健在で、李皓晴、杜凱栞という若手を加えたメンバーは相変わらず強力です。
 
2年前の準々決勝の結果を思い出して見ましょう。

○平野 3-1 エーラント
 石川 2-3 リー・ジャオ
○石垣 3-1 リ・ジェ
 平野 2-3 リー・ジャオ
○石川 3-2 エーラント

 香港(チームランク4位)
世界ランク名前年齢英語表記
20帖雅娜37TIE Yana
22李皓晴24LEE Ho Ching
24杜凱栞20DOO Hoi Kem
27姜華君32JIANG Huajun
10618SOO Wai Yam Minnie

2年前の準決勝での日本戦の結果を振り返って見ます。接戦ですね。
 
 石垣 0-3 李皓晴○
○石川 3-2 姜華珺
○平野 3-2 呉穎嵐
○石川 3-2 李皓晴

呉穎嵐(22歳)は世界ランク40位相当(国際試合に出ておらず一時的に世界ランクから外れている)ですが、今回の代表からは外れています。
 

当ブログで紹介できなかった日本未対戦のチームの戦力、結果を紹介していきます。今回は 台湾です。
台湾は女子はメダル獲得と歓喜の結果、男子はグループリーグ敗退と失意の結果となりました


女子はグループリーグでは中国と同組。中国には3-0で敗れたものの、他の国には全勝しグループリーグ2位で決勝トーナメント進出。決勝トーナメントはウクライナ、香港に、何れも1-2からの逆転勝ちで歓喜のメダル獲得となりました。鄭怡静と陳思羽のエース二人が好調だったのが躍進の理由でしょう。

台湾の選手は伝統的にパワータイプの攻撃マンが多く、力勝負には強いものの、対カットマンや小技に弱い面があるのが弱点です。日本の若手には強敵である反面、福原や石川からみて組みやすい相手かもしれません。

女子(世界ランク8位)
世界ランク名前年齢英語表記
19鄭怡静 24CHENG I-Ching
39陳思羽23CHEN Szu-Yu
98鄭先知23CHENG Hsien-Tzu
128劉馨尹29LIU Hsing-Yin
(138)林佳慧29LIN Chia-Hui


絶対的エース荘智淵が欠場した男子は失意のグループリーグ5位という結果になりました。北朝鮮が入ったA組は確かに「死のリーグ」ではあったものに、5位と言う結果は失望でしょう。

ただし、まだ若いチームであり、成長を期待できるチームであるのは間違いないと思われます。

男子(世界ランク10位)
世界ランク名前年齢英語表記
61陳建安25CHEN Chien-An
66江宏傑27CHIANG Hung-Chieh
135廖振廷20LIAO Cheng-Ting
216ヤン ツーイ20YANG Tzu-Yi
LIN Yun-Ju
 

 

当ブログで紹介できなかった日本未対戦のチームの戦力、結果を紹介していきます。

今回は リオ五輪でメダルを狙う上で、ドイツと並ぶ最大のライバル、韓国の戦力、結果を紹介します。

男子(チームランク3位)
世界ランク名前年齢英語表記
13鄭栄植24JUNG Youngsik
16朱世赫36JOO Saehyuk
19李尚洙26LEE Sangsu
29張禹珍21JANG Woojin
77丁祥恩26JEONG Sangeun

鄭栄植、朱世赫、李尚洙という世界ランク20位内のトリプルエースに張継科キラーとして知られる張禹珍を加えた4名は非常に強力です。特に36歳となった「当代最強のカットマン」朱世赫は非常に日本選手に強いことでも知られています。

今回は初戦のクロアチアに追い詰められるなど苦戦が続きながらもグループリーグを全勝で突破。中国に準決勝で敗れたものの、順当な銅メダルと言えるでしょう。

リオではドイツと韓国のどちらかに勝たなければメダルはありません。

女子(チームランク6位)
世界ランク名前年齢英語表記
11梁夏銀22 YANG Haeun
13徐孝元29SEO Hyowon
77朴英淑28PARK Youngsook
87李ジオン20LEE Zion
108金ジホ17KIM Jiho

梁夏銀、徐孝元の2人を中心にしたチームで臨み、グループリーグでは徐孝元は全勝と奮闘するも、最終戦で香港に破れ2位通過。決勝トーナメントは初戦でドイツに敗退し終戦となりました。梁夏銀、徐孝元はランクは高いものの、「ここ一番」で弱いという印象があり、金暻娥(キムキョンア)、朴美英(パクミヨン)を擁して日本と激闘を繰り広げていた時期より怖さがない気がしています。

リオ五輪では帰化選手の田志希(世界ランク14位 この選手はここ一番に強い)も加わり、日本とほぼ同格の力になります。

 

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